【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
でも…、
ねぇ---
身長もちっちゃい者同士だし、何か恋人同士に見えちゃったりするのは気のせいじゃないよね?
多分、そのせいでミリィの逆鱗に触れて、あんな魔法出されたような気がするし…。
…
……ん?
視線を感じる?
視線を辿ってその人物を見ると、何かを含んだような笑みを向けられた。
シトリー?
あまりにも妖艶に微笑んでくるものだから、私はシトリーの視線から逸らせず動けなくなってしまった。
ん?
動けない?
私…、おかしい---
シトリーさんを見ている内に、胸の鼓動が高まっているのを感じてきた。
身体も熱く火照る。
私、一体どうしちゃったんだろう?
もう、頭の中はパニックだ。
すぐにでも視線を反らしたいのに…、
ダメだ…。
身体が言う事を聞かないよ。
シトリーさんの瞳が、先程よりも怪しく光る。
そして…。