【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
私の思いが通じたのか…、
求めていた指先が、私の頬に触れてきた。
そっと触れる、ヒンヤリとした心地よいこの手---
トロン…、
と私の瞳が心地よさに、徐々に瞼がゆっくりと閉じてゆくその時…、
レイの声が遠くから、聞こえてきたような気がした。
でも今は、そんな事どうでもいい…。
この感覚に溺れ…、
私の力がゆっくりと抜け落ちていく。
次第に私は暗闇の中へ、プカリと沈んでいった---