【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
【レイ SIDE】
扉を開けて屋上へとやってきたのは、チカだった。
お前、何でこんな所に?
あぶねぇじゃねぇか---
目の前のミリィが出した大きな玉が、見えねぇのかよ?
俺たちを見ながら、ボケッと突っ立ったまま動かないのチカ。
しょうがねぇなぁ…。
そう思いチカのもとへ行こうとした時、チカの様子がおかしくなった事に気付く。
視線がシトリーへと向かった刹那、ボケッとしていた状態から目をトロンし始めた。
とても心地良さそうに…。
瞳はウルウルと涙目で頬は赤く染まり、情欲の瞳をシトリーへと向けている。
そんなチカの様子に、俺の目が点になった。
こ、これは---
シトリーッ!
テメェはチカに何しやがった?!