【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「レイ様はチカ様が好き…なんですか?」
「…バカ言ってんじゃねぇ。………アイツは人間だ。関係ねぇ」
ミリィの震える唇がそんな事を言いやがるから、すぐにミリィに触れていた手を離し怒鳴った。
その時、顔が赤くなったのは別に照れているわけではないぞ…。
「………」
「じゃぁ、もう行くぞ。…セリュ、頼むな」
そう言った俺はすぐさま、集まった魔力を使って魔界へ一瞬にして行った。
ただ…、
いつもの気の強さの欠片もない、今だ泣いていたミリィの事が気になって後ろ髪を引かれてはいたが---
【レイ SIDE END】