【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「…チカ」
そんな光の渦など気にする事なく私の名を呼ぶレイを見上げると、初めて見せる優しい微笑みに私の早い鼓動が更に音をたて始めた。
「………」
「たとえお前が俺をどう思おうが、俺を好きにさせる自信がある。でも…」
「………」
なんだ、この俺様発言?
でも、そんな言葉もレイにはとても合っていて…、
その言葉を受けている私自身は凄く嬉しいと思っている事に、気がついていたりする。
「今、俺様をどう思っているのか聞いてもいいか?」
こんなに胸が高鳴るのはどうして?
そんなのもう、分かりきっている。
もう…、
いいや---
私が人間でレイは悪魔。
それが何だって言うの?
これからどうなるのかは分からないけれど、私の今の自分の気持ちを…、
精一杯の気持ちを言葉に込めて、レイに聞いてもらいたい---