【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「もしかして、レイにもこの音楽が聞こえた?」
「あぁ、聞こえた。この音楽は…」
深いため息を吐き出し、口を開きかけた時だった。
ピカッ---
眩い光が私とレイを包む。
呆気に取られた私達は固まったまま、お互いの視線を絡ませた。
レイはすぐにその場の状況が掴めたのか、チッと舌打ち。
しかし私には何が何やら…、
これからどうなるのかまるで分からない。
不安で一杯の私は早く、レイからこの状況について聞きたいのに状況がまた一転してしまう。
な、何事?
物凄い突風が、私とレイに襲い掛かってきたのだ。
「ひゃぁぁぁぁぁ~、な、何なの~ッ!!!」
「俺に捕まっとけッ」
そんな事、言われなくてももうやってるし。
とにかく私は必死に瞳をギュッと閉じ、レイに抱きついた。