【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「テメェは小姑かッ!…ま、セリュ。今までありがとうな。楽しかったぜ」
レイはスッと、セリュに手を差し伸べた。
それに一瞬、目をパチパチと瞬いて驚いていたセリュはすぐに笑顔を見せると、小さい手を差し出しレイと握手を交わした。
この場所で、二人は初めて出合った。
そんな二人なのに…、
何だかんだで結構楽しそうに、まるで親友のようだったなと思い出しフワリと私の顔が緩んだ。
これでもう、私達三人が一緒にいるのは最後なんだな…。
そう思うと、寂しさでいっぱいになる。
…ん?
もう、二人には会えない?