【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~


「綺麗…」


「これは天界にある、神様のご加護の入っている石なんです。チカさんに何かあった時、きっと守ってくれるはずですから持っていてくれると嬉しいな」




そう言ってセリュは私の手を取り、手の平へそっと落とした。


手の平に乗った綺麗な輝きを放つその石は少し熱くて、強いエネルギーを感じる。





「ありがとうセリュ。大切にするね」



セリュから貰った石をギュッと握り締める。




「はい。…チカさんとの生活は短かったけれど、とても楽しかったです。…お幸せに」



そう言ってセリュは、私の頬にキスを落とした。




その後…、


ゴンッ---




< 339 / 356 >

この作品をシェア

pagetop