【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「いたっ!」
「俺様の嫁に手を出すなッ」
「まだ、結婚してないでしょう?」
「ウルセェ!」
うん、やっぱりこの二人、仲が良くて羨ましい。
二人の口ケンカを微笑ましく見ていると、セリュがレイの手を取った。
小さな手がレイの大きな手をキュッと掴む様は何て言うか…、
親子だね---
二人に言ったら怒られそうなので、そこは黙っておく。
「さて、そろそろ行きましょう。きっと今頃、魔族と天界の者達が集まってるかと思いますよ」
「メンドクセェ---」
そう呟きながら頭を掻くレイを見ていたら、目が合った。