【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「久しぶりなんだ。…俺様のニオイなんざ嗅いでねぇで顔見せろ」
「…ごめんッ」
ニオイを嗅いでる事…、バレテしまっていたようだ。
恥ずかしい---
「どのくらい待った?人間界だと…、半年ってところか?」
「バカッ!二年よ、二年ッ!あんまり待たせないでよねッ!!!」
涙ぐむ私の頬を優しく撫でるレイは依然あった時より妙に大人びて見えるから、胸の鼓動がどんどんと早くなってゆく…。
「俺はお前との事を魔族の奴ら全てに認めてもらう為、あれからずっと頑張ってきた」
「レイ…」
「お前を迎えに来た。…行くぞ」