【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~


「あぁ、彼ら魔族はチカさんに彼が出来ないと賭けているのでレイさんはそう言っているだけです。気にしないで下さいね」



いやいやいや…、


普通、気にするでしょ?




「ちょっとレイ、私の邪魔をしたりしないわよね?」


「んな事、しねぇーよ。ズルをしたら負けが確定になっちまうからな」



フンッ…と鼻を鳴らしながらそっぽを向くレイに、心の底からホッとした。




良かった…。


邪魔をされて彼が出来なかったら一生、結婚が出来ないかもしれないもんね。




まぁ、赤い運命の人がウソなのか本当かは分からないけど…。


もしこの話しが本当だったとしたらこのゲームを真剣に取り組まなくては、私に幸せは訪れないのだ。




よし、頑張ろう!


そして私に口悪く言ってくるレイを、ギャフンと言わせてやるんだからッ!




えっ?


ギャフンって古臭い言葉?



そんなの知ったこっちゃないわ---




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