【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「ハァハァハァ…」
力尽きたのかもがくのを止めたそいつは、そのままグッタリとしながら息を切らした。
「………大丈夫?」
「…大丈夫なわけあるか。…いいかげん離せ」
力なく話すそいつは、最初の出会いの時程の元気さは全くない。
私のせい…、だよね?
申し訳なく思った私はそっとそいつを机の上へと置き、伺うように見た。
「えっと」
「テメェ、俺を殺す気か?」
「そんな事ないです。あなたがとっても可愛すぎてついつい…」
私の言葉に『俺は可愛くねぇ』とボヤキながら、私を上目遣いで睨みつける。
うん、やっぱり可愛いなぁ---
怒られそうだから、もう言わないけど…。