【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「こんにちは~。ボク、セリュウスって言います。セリュって読んで下さいね。これからどうぞよろしくお願いしますッ」
レイと見つめ合って?いたら突如、煙と共に現れたレイと同じ大きさの子。
これまた可愛い子でセリュウスと名乗ったその子は女の子?男の子?どっちだ?の、突然の登場にビックリして目を大きく見開いた。
ボクって行ってたから、男の子かな?
サラサラと絹のようなウェーブがかった長い金髪を揺らし、ピンク色に染まった頬にくりくりお目々。
プリップリの赤い唇が、私に向かって話しかけてくる。
ヒラヒラと白い短めのワンピース姿が男の子なのに、この子の可愛さを引き立てていてそりゃぁもうッ!!!
可愛すぎるわ~~~ッ!!!!!
…って、あれ?
頭の上に輪っかがある?!
「か、かわいすぎるぅ~~~ッ!」
「ひゃぁーーーーッ!」
『ひゃぁッ!』だって!!!
はぁ~~~ッ…、
今日は何でこんなに可愛い子達が、私の周りに集まってくるのかしらぁ。
ぎゅぅ、ぎゅぅとさっきのレイのようにセリュを強く抱きしめた。
私の胸の中にいるセリュと名のったその男の子は、レイとは違ってピクリとも動かず何も言葉を発してはこない。