あたしが愛した総長
優「龍毅…くすぐったいよ」
龍「なにがだ?」
あぁ、絶対今、意地悪な顔してるよ
声が楽しんでるもん
龍「そういや……今日あいつに、どこ触られた?」
あいつというのは岸野のことか
優「…頬と、首筋と…鎖骨、かな」
龍「チッ」
ものすごーく、不機嫌になったのが背中越しに分かる
チクッと痛みがしたと思ったら、ペロッとなめられた首筋
そこから唇を滑らして鎖骨にも紅の印をつけ
最後に頬にキスをした
龍「消毒。あいつが触ったかと思うと、また腹立ってきた」
イライラしたように喋りながら、あたしを抱き上げて、向い合わせになるようにして、膝の上においた
優「龍毅が来てくれたから、これぐらいで済んだんだよ。ありがとう」
少しでもイライラがおさまるように頭を撫でてやる