あたしが愛した総長
優「美奈、怖い思いさせてごめんなさい」
美奈に頭を下げて謝った
美「優梨?!やめてよ、優梨のせいじゃないよ。だから顔を上げてよ」
廉「昨日のことか?」
優「そう。美奈に辛い思いさせちゃったから」
美「優梨…ありがとう」
優「美奈、廉には……こいつらとのこと話したの?」
ビクッとして下を向いてしまった美奈
廉はなんのことか、さっぱりって顔をしている
廉「美奈、なんかされたのか?」
美「……っ」
今にも泣き出しそうな美奈
優「美奈、あたしから話そうか?」
美「…ごめん、お願…いしてもいい?」
優「いいよ。……廉、美奈はね、夜蝶の倉庫に連れていかれてた車のなかで……この男に、胸触られてたみたい」
話を聞いた廉は、今まで見たことないくらい怒りを表した顔で、あたしが差した男に向かっていく
あたしは美奈のそばに行き、
優「廉が落とし前つけてくれるよ」
背中を擦ってあげた
美奈は泣きながら抱きついてきた