あたしが愛した総長


バンッ!!


イラついてたから、思い切り屋上の扉を開けてしまった


こちらを見る5人


優「…ごめん」


驚かせちゃったなと、思って謝った


翠「かまいませんが、どうしたんですか?そんな殺気だって」


優「いや、そんなことはないんだけど…」


殺気出してるつもりなかったんだけどな


こんなことでイラつくなんて、総長としてまだまだだな


龍「何があった」


やはり、鋭い


" 何かあったか? " じゃなくて " 何があった " って聞くところが彼らしい


優「別にたいしたことはないよ」


龍毅の隣に座って、肩に頭をコツンッと乗せた


海「目の前でイチャつくな、他所でやれよ」


廉「まあまあ」


龍「たいしたことじゃなくても言え」


あたしは、さっき沢田 朱里と話した内容を全部話した


翔「さっそくだね」


翠「めんどくさいですね」


海「…うざい」


龍「…チッ」


廉「なるほどね。……俺、昨日調べてみたんだけどさ、俺の予想だと狙いは龍だ」


龍「あ?」


不機嫌さが増しましたね、今


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