あたしが愛した総長


廉「沢田 朱里の家は、沢田組っていうヤクザ。まあ、そんなにでかくはないところだけど」


優「じゃあ、龍毅が狙いっていうのは…」


廉「龍の女になって、組をでかくしようとしてる。……が一番あり得ると思う」


龍「チッ」


廉「けど、まあ、俺の予想だからな。外れの方が大きい」


優「そうかな。今はそれが一番あり得ると思うけど」


翔「確かに。織田組に入れば間違いなく、その沢田組ってのは大きくなるからね」


龍「めんどくせぇ」


予想だとしても、なんだか腹立ってきた


龍毅をなんだと思ってるのよ


ていうか、龍毅はあたしの彼氏なんだけど


顔にイライラが出てたのか


龍「そんな顔すんな」


龍毅に頬を撫でられた


龍「お前にしか興味ねぇよ。他の女なんて、女に見えねぇし、どうでもいい」


ちゅ、とおでこにキスをしてくれた


嬉しくて、龍毅の頬にキスをした


翠「こんなとこではじめないでくださいね?」


翔「こっちが困るー」


海「家でやれよ」


廉「なんなら、家行けば?」


なんていうこと言うんだ、こいつら


あたしだって、屋上でするなんて嫌だよ


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