あたしが愛した総長
朱「っ……。そんなに嫌がらないで下さいよ。私、先輩と仲良くなりたいんです」
ビクッと震えて、顔色が悪くなったけど
めげずに話しかけているあたり、すごい勇気の持ち主だと思う。ある意味、尊敬するよ
翔「あの状態の龍にまだ話しかけるってしつこい女だね~。」
黒い笑みを浮かべながら言わないで、翔
可愛い顔が台無しだよ!!
龍「優梨、帰るぞ」
優「あ、うん」
突然、話を戻され、少し焦った
翔と海と一緒に龍毅のもとへ行く
沢田 朱里の前を通ろうとしたとき
朱「先輩、原野さんのどこがいいんですか?」
……は?今聞く?聞いちゃうの?
龍「あ?」
もうお願いだから、これ以上龍毅を怒らさないでよーー!!
朱「やっと返事返してくれましたね。……それでどこがいいんですか?確かに顔は綺麗だと思いますけど…それぐらいなら他にもいますよね?」
なに、なんか褒められてるのか馬鹿にされてるのか、よく分からない
翔「君さー、…少し黙れよ」
なんだか、隣からブラックオーラを感じる
翔が怒ってる、はじめてみるけど、多分怒ってるよ!
優「…翔?」
翔「なにー?優梨ちゃん」
話しかけるとニコニコとした顔で返事してくれたから、とりあえずひと安心