あたしが愛した総長


優「いいから、行こ?」


翔「えー、片付けていこうよ、これ」


海「俺もそう思う」


翠「少し絞めといてもいいと思いますよ」


廉「うぜーから、今やっとけよ」


優「いいから!ほっとこうよ」


さっきから黙っている龍毅に目を向けて、同意を求めるけど


龍「殺されてぇのか、てめぇ」


キレてらっしゃる



それをみた沢田 朱里は、顔を少し青くしながらも


朱「ほら、皆さんに助けてもらわないと何も出来ないじゃないですか、その人。守ってもらうばっかりで迷惑かけてばかりじゃないですか」


それには、何も言い返せない


実際に迷惑はたくさんかけてるし


海「何も知らねぇくせに、勝手なこと言ってんなよ」


翔「迷惑なんてしてないし、俺たちが好きでしてるんだ」


翠「部外者は黙ってて欲しいですね」


廉「守ってばっかりじゃねぇしな」


龍毅は1歩前に進み、沢田 朱里の前に立つと


胸ぐらを掴んで


龍「次、優梨のこと悪く言ってみろ、二度と外歩けねぇようにしてやる」


恐ろしい一言を吐いて、掴んでいた手を離し


あたしの肩を抱いて、教室からでる




< 122 / 157 >

この作品をシェア

pagetop