あたしが愛した総長


それから2週間経った頃


事件は起きた











今、屋上でみんなで集まっている


優「龍毅、ちょっとお手洗い行ってくる」


龍「俺も着いて行こうか?」


優「大丈夫だよ、そんな心配しなくても」


龍「…わかった。気をつけて行ってこい。何かあったら電話しろ」


優「はーい」


いつものやり取り


この日は着いてきてもらうべきだった









トイレを済まして


鏡で身だしなみを確認していると


朱「原野さん」


優「沢田さん…。何か用?」


朱「ちょっと、付き合ってほしいところがあるんだけど」


優「ここじゃ、ダメなの?」


朱「だめ。いいから来てよ」


はんば強制で連れていかれる


振りほどこうと思えば出来る


けど、一応女の子だし


今のとこ何もされてないし


とりあえず着いていってみた


沢田 朱里の後ろを着いていきながら


バレないように、龍毅にメールを送った




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