あたしが愛した総長
「綺麗な女だな、こりゃ、ついてる」
「早くヤッちまおうぜ」
気持ち悪い
ほんと、クズばっかりだ
一人の男がこちらに向かってきて、あたしに手を伸ばす
一つため息をついて
男を蹴り飛ばす
「うぅっ!!」
周りにいた男たちは何が起こったか、分からないといった顔だった
「お、お前!!何者だ!!!」
優「ただの女子高生です」
「そんなわけねぇだろ!お前ら、ヤっちまえ!!」
男たちが一斉に向かってきて
殴ろうとした、そのとき
後ろから気配を感じて、振り返るよりも早く
目の前の男がふっ飛んだ