あたしが愛した総長


朱「きゃあ!!……いっ…た」


「てめぇ!お嬢になにしやがる!!」


あたしを殴ろうとした男を、龍毅が蹴り飛ばす


龍「優梨にさわるな」


優「あんたのこと許さない。龍毅を物扱いしたこと、利用しようとしたこと」


廉「やっぱ、利用しようとしてたのか」


朱「っ!だったら何よ!!」


翔「君らには消えてもらう」


翔は携帯を取りだし


翔「有田さん、翔です。沢田組のやつらが学校まで来てるんですけど、どうします?…分かりました、ではまた」


携帯をポケットにしまい


翔「すぐにお迎えが来るよ」


龍「後は任せる」


翔「はいはーい、任せて」


龍毅があたしの傍まで来ると、肩を抱いて、歩き出そうとしたとき


朱「待ち…なさいよ!あんた、一体…何者、よ!」


思いっきり顔を殴ったせいか、沢田の頬は赤く腫れ上がっていて、喋りにくそうだった


優「…鳳龍の総長、と言っとけばいいのかな。まあ、敵を潰したいなら情報集めが先よね」


龍「お前、情報変えてんだろが」


優「あ、そっか」


笑い合いながら、体育館をでる









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