あたしが愛した総長
今日は美奈とプレゼントを買いに行く日
今は鬼神の倉庫にいる
優「美奈、そろそろ行こうか」
美「うん!」
龍「あ?どこへだ」
廉「美奈もどこ行くんだ?」
優「鳳龍の倉庫だよ」
廉「二人で行くのか?」
美「ううん、鳳龍の人が迎えに来てくれるんだって」
廉「…気をつけてな。何かあったら、電話しろよ?あと帰り迎えに行くから連絡しろ?」
美「うん!」
龍「優梨、二人だけにはなるな」
優「うん、瀧と叶多がついてくれるから大丈夫だよ」
龍「…そうか。帰りは電話しろ。迎えに行く」
優「分かった。じゃあ、行ってきま~す」
倉庫の前に、黒塗りの車
この車は秀がいたときからある車
金銭面は秀やその前の総長が出してくれている
運転手は隆( たかし )
鳳龍のメンバーで、歳は19だったかな
隆は車から出てきて、後部座席のドアをあけてくれた
優「ありがとう、隆」
美「ありがとうございます」
隆「いえ」
車に乗ると助手席に叶多
後部座席に瀧が乗っていた
優「今日はわざわざごめんねー」
叶「かまんねぇよ~」
瀧「うんうん、むしろ、優梨りんとその友達と出掛けるの楽しみにしてたんだ~」