あたしが愛した総長


廉「このあと迎えに行く」


優「良かった~、来ないのかと思った」


翠「廉は来させたくないみたいですけどね」


優「なんで?」


廉「暴走、危ねぇだろ」


確かに


他の族が仕掛けてくることもあるし


警察には追い回されるだろうし


バイク速いからね


危険かも


海「でも連れてくんだろ?」


廉「そりゃ、連れてく。倉庫に残す方が心配だしな」


烈「まあ、なんかあったら守ってやればいいだけだろ」


雲「さりげなくカッコいいこと言ってます?」


雷「自分は守る女いないのに」


烈「…いや、優梨がいるだろ」


雲「優梨は仲間ですし、総長ですからね」


雷「特定の女はいないだろ」


烈「……」


雲「遊んでばかりいないで真面目に作ればどうですか?」


優「それ雲が言えるの?」


雲「……」


烈「そうだぞ。お前らだって遊んでばっかじゃねぇか」


雷「俺は遊んでない。烈と雲と叶多だろ」


烈・雲「……」


優「いつになったら真面目になるんだろうね~。ほんと、刺されそうで心配だよ」


烈「刺されねぇよ」


雲「というか、俺たちだけじゃないでしょ。翠あたりも遊んでそうですけど」


翠「俺に振ります?」


いきなり振られて少し驚いてる翠









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