あたしが愛した総長
優「そう…なんだ。でも、電気はなんで?」
龍「あぁ。どうでもいい女の顔なんて見たところで気分悪くなるし、背中と腕、見せたくねぇからな」
優「酷い言い方だね…。背中と腕って…」
龍「これ、見たことあるの、お前ぐらいだな」
そう言って、左の半袖を少し捲った先に見える鬼神
背中には月を見つめ天高く舞う龍
優「綺麗だよね、この鬼神と龍。龍毅にぴったりだもん」
龍「ありがとな。…近々、右腕にもう一つ入れようと思ってる」
優「何入れるの?」
龍「鳳凰」
優「鳳凰?」
龍「あぁ。お前は鳳龍の総長だろ。鳳龍ってのは鳳凰と龍からとった名前だって前に言ってただろ?」
優「うん、言った。それで、入れてくれるの?鳳凰を」