あたしが愛した総長


恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!!!


組員さんたちの視線を感じながら


龍毅の胸を押す


すると案外あっさり離れた


優「ひと…の前じゃ、しないでって……言ったよね?」


龍「今回はしゃーねぇだろ」


優「しゃーなくない!」


龍「そんな怒んな」


じっと見つめられれば、静かになってしまうあたし


やっぱり龍毅には勝てない


惚れた弱味?ってやつ


じっと見てくる龍毅をカッコイイと思うなんて重症すぎるよ


はぁ、とため息をついて


気をとりなおして、その後の歓迎会を楽しんだ




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