あたしが愛した総長
安全運転でって言ったのに龍毅が倉庫についたのは電話してからわずか3分
優「……早すぎ」
龍「普通だろ」
バイクに股がったままの龍毅に近づいていくと
腕を引っ張られて龍毅の腕のなかにおさまる
龍「お前が心配なんだよ」
優「なんで?」
ここは鳳龍の倉庫だし、他の族のやつが入ってきても倒せる
龍「……ここ、男ばっかだろ」
不機嫌そうに言う龍毅がなんだか可愛くて
思いっきり抱きついた
優「大丈夫だよ、鳳龍の子たちはあたしにとって家族みたいな存在」
あたしを温かく見守ってくれて支えてくれる
それに力を貸してくれる
すごく信頼してるし大好きな存在
龍「……そうか」
少し安心したように腕の力を緩めた龍毅
そんな二人のやりとりをメンバーたちはあたたかい目で見ていた