あたしが愛した総長


それから、廉くんたちは帰って


文化祭は順調に進んで、終わった


このあと、あんな目に合うとは知らずに…







つ「美奈ちゃーん!行こ!!」


美「うん」


私の手を引いて、校門に向かうつぐみちゃん


つぐみちゃんの見た目は、ギャルに近いと思う


私はどっちかというと、地味な方だから


周りからは変な目で見られる


多分、なんであの子とあの子が?みたいな感じだろうな




そんなことを考えながらつぐみちゃんに着いていく


美「つぐみちゃん、どこを案内したらいいの?」


つ「学校周辺とか?ショッピングモールとかかな。でも、最初にコンビニ寄っていい?飲み物買いたいんだけど。」


美「いいよ」


つぐみちゃんはそのあと、私の手を引きながら


携帯を操作していた



このとき、私が気づいていたら、変わっていたのかもしれない


コンビニが見えてきたとき、前からスゴいスピードでこちらの方にくる車


危ないな、と思っていると


その車は私たちの前で止まり、中から男の人が3人出てきた


そして、私の手を掴んで、引っ張る


美「やだ、なに?!離して!!」


「うるせぇ!静かにしろ!!」


グイグイ引っ張られて、車の中に押し込められる








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