あたしが愛した総長
電話を切った金髪の人は
「良かったね?鳳龍の総長さん、すぐに来るって。ククククッ」
私のせいで、優梨まで危険に晒される
あのとき、私がつぐみちゃんの腕を振りほどいていたら、案内するなんて言わなければ、つぐみちゃんが携帯で誰かに連絡をしていたのに気づければ
少しは変わっていたのかもしれない
しばらく、そんな後悔を頭の中で考えいると
扉が開いた
そこには、この前切った肩より少し長い髪を1つにまとめた優梨がいた
優梨を見たとき、どうしようもなく安心した
でも、それと同時に優梨が怪我したらって考えると、金髪の人になにかされたらと考えると怖かった
優梨は今まで聞いたことないくらい怖い声を出して金髪の人に聞いていた
そして金髪の人が怒りだして
金属バットを持ってこちらに歩いてきた