りあと充はリア充!


















───────…一時間経過。



さすがに私も飽きてくる。
一言も喋らずに職員室を見回すんだから。


「充君…?
 先生来ないね?」

後ろを振り返ってみると、
充君が机に伏せている…!?


死んでたりしないよね??



心配になって近づいてみる。



「充君?
 …大丈夫?」


返事は無かった。
そのかわり、生きている事が分かった。


スースーと静かな寝息が聞こえてくる。



そっと顔を覗いてみると、


「かっこいい……。」


整った顔立ちに息を呑む。
寝ているから少し幼く見えるけど、凄くかっこいい。


「んっ……。」


と声を漏らした後、少し微笑んだ充君。

その姿にドキッとしちゃう私もいた。





< 45 / 50 >

この作品をシェア

pagetop