りあと充はリア充!
───────…一時間経過。
さすがに私も飽きてくる。
一言も喋らずに職員室を見回すんだから。
「充君…?
先生来ないね?」
後ろを振り返ってみると、
充君が机に伏せている…!?
死んでたりしないよね??
心配になって近づいてみる。
「充君?
…大丈夫?」
返事は無かった。
そのかわり、生きている事が分かった。
スースーと静かな寝息が聞こえてくる。
そっと顔を覗いてみると、
「かっこいい……。」
整った顔立ちに息を呑む。
寝ているから少し幼く見えるけど、凄くかっこいい。
「んっ……。」
と声を漏らした後、少し微笑んだ充君。
その姿にドキッとしちゃう私もいた。