りあと充はリア充!



──────…



「ん…?
 あれ…?
 寝てたんだ…。
 おは…よぉー…!」

「おはよ。」


えっと…?
私何で寝てた…?

充君寝てて…チュッて…好きで…?

……………そっか。


「充君、起きてたんだぁ…。
 あ、机…運んでくれたんだぁ…。
 ありが…とぉ…。
 おも、かったよねぇ…?」

「ん…」

「あ…!先生達来た?」

「それが来ないんだよ。」

「そっかぁ……。」


まだ眠い私は寝ぼけたまま質問して、寝ぼけたまま答えていた。

この時の充君の表情なんて見てもいなかった。




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