花にハチミツ
「ただいまーっ!」

やべーこれから3年間陽菜と一緒のクラスとかテンション上がるわー

「俺、高梨湊。皆と同じA組だよ」

湊が挨拶したから俺も慌てした。

「俺は梨谷優斗同じくA組」

俺が名前を言ったら、陽菜が思い詰めた表情になった気がした…
多分昔の事は覚えているんだと思う。


お互い自己紹介したら皆で教室に行く事になった。




教室に着くともう何人かのグループが出来ていた。

「うちらが最後みたいだね。」

七瀬がそう言い確認してみるとそうみたいだった。

「えーと、俺の席は……」

席を探したら窓際から2列目の一番後ろだった。
早速湊と分かれ席に着いてみた。


ちなみに湊は真ん中の一番前で少し落ち込んでいたが、隣があおいって子だったらしくいきなり笑顔で話しかけていた(笑)


「俺の隣は…まだ来ていないのかな?」

そう考えていると前から陽菜が来て、隣に座った。

「はる…塚田さんが隣?」

「…うん。よろしくね」

「おぉっ!よろしく!…あのさ、お互い名字で呼ぶの止めよ」

「うーん…じゃあ優斗って呼ぶね」

「じゃあ俺は…はるっち!」

「初めて呼ばれた…(笑)」


何か「陽菜」って呼ぶのはまだな気がしたから違うあだ名にした。

それにしても本当に可愛いな…
さっきも歩いてた時に男子が全員見てたもんな。
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