bubble water
新幹線特有の音楽とともに、終点の駅に到着して重い荷物を持ちながら新幹線の改札口を通り越して、いつもように在来線ホームへと向かう。

さすがに遅い時間の新幹線な上、金曜日ということもあってか車内は学生と思えるグループや飲み会の帰りのサラリーマンで、それなりに混雑はしていた。

ガラガラといつものようにキャリーを引きながら、空いている座席へと座り自宅の母親へメールを打つ。
夜遅いこともあり、駅からタクシーを使うと文章を打ち早々にメールを送信した。
それから、すぐに仕事用で使うパソコンメールを携帯でチェックしていると、手の中で振動が起き、短く「わかったよ」と返信が帰ってきた。
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