駆け引きナシのラブゲーム
教室に入ると既に半分くらいの生徒が着席していた。



柚稀と紗羅とはクラスが離れてしまったが、隣接してるので問題ない。



そして、もちろん咲夜とは同じクラス。

これは多分、パパの力。
パパは学校に莫大な金を寄付している。
だからこそ、咲夜もこの学校に試験ナシで入学できたのだろう。


咲夜は私の後ろに座った。



と、同時に後ろから数人の女の子の声。


「猪本咲夜君?カッコイイね!」
「メアド教えて〜」
「帰り一緒にカラオケ行こうよ〜」

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