駆け引きナシのラブゲーム
俺がキョロキョロ桃香を探していると、カウンターにいる桃香が「こっち!!」と軽く手をあげた。


「よぉ、桃香。全然変わってねーな」
俺は桃香の隣に座る。

「咲夜こそ♪」
桃香は俺に笑いかける。

「なんか、懐かしーな」

「うん、そーだね……あッ!咲夜、何か飲む?」

「あ、俺はいいや」

「あ、そう?…じゃあ、ちょっと外で話さない?」
そう言って桃香は立ち上がった。

「あぁ…」

そして、二人でカフェを後にした。

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