駆け引きナシのラブゲーム
俺等は、すぐ近くの公園に来た。

「うわ〜!!すごい懐かし〜い」
そう言って桃香はブランコに座る。

「ねぇ、咲夜?覚えてる?ここで私が咲夜に告白したの」
桃香はブランコをこぎはじめる。

「女子って、なんでいちいちそんなんばっか覚えてんだよ」
俺は溜息まじりに言う。

「いーの!!大切な思い出♪ここで咲夜がOKしてくれた時は、本当に嬉しかったなぁ〜…」




少し流れる静寂。


「何が言いたいわけ?」
俺は桃香の隣に座って言う。


「………私達…やり直さない?」

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