駆け引きナシのラブゲーム
5Stage:わくドキ★文化祭♪
「はいは〜い!!今日こそは文化祭の出し物決めるよ??!」
実行委員の笹山さんが、黒板の前で叫ぶ、
そろそろ文化祭。
どうやら出し物が決まってないのは私達のクラスだけらしい。
「…文化祭かぁ〜美沙姫は何やりてぇの??」
咲夜が後ろから話し掛けてくる。
「…ぅ〜ん。とくに……」
実際、これが正直な感想。
祭とかは好きだけど、自分が何かやるとなると気が乗らない。
「もう〜〜〜!!なんでみんなこんなに冷めてるの?!年に一回しかないイベントだよ??!」
「じゃあさー…笹山さんが決めればいいじゃん」
クラスの男子が溜息混じりに言う。
「ちょっと!!そんな言い方ないんじゃないの!?」
隣の席の女の子が立ち上がる。
「こらこら、喧嘩はやめなさい!!」
桃山先生が止めに入る。
「…とりあえず、今日一日考えてきて。明日また話し合います」
隣の子は静かに座る。
あーあ……
どうなるんだろ…