駆け引きナシのラブゲーム
すごく短い時間だけど、私からしてみれば1時間くらいに感じた。



「…ほ…んとに…キ、キス……する…なんて…ッ」


顔が赤いのが自分でも分かる。




てゆーかいきなりキスなんて……


私の心臓は踊り狂っている。


「美沙姫…」



咲夜の、低い声にドキッとしてしまう。



「…な、なに?」


私は恐る恐る顔を上げる。



「これからヨロシクな♪」


そう言って、また咲夜は私の頬に唇をつけた。

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