駆け引きナシのラブゲーム


〜side.咲夜〜

「これからヨロシクな♪」

俺はそう言って美沙姫の頬に軽くキスをした。



美沙姫は固まっている。


……コイツ、おもしれぇ。



「じゃあ、戻りましょうか、美沙姫さん」

俺はわざとからかうように美沙姫の手をひく。



美沙姫の手は熱かった。



…もしかして、初めてか??

いや、それはないだろうな。
美沙姫……何気可愛いし。


……でも、この反応。

他の女なら普通、もっと…いや、それ以上求めてくる。


もともと愛澤家と仲の良い親に頼まれて引き受けた仕事だけど……


結構、いい暇潰しになるかもな♪

< 7 / 117 >

この作品をシェア

pagetop