駆け引きナシのラブゲーム
〜side.咲夜〜
「これからヨロシクな♪」
俺はそう言って美沙姫の頬に軽くキスをした。
美沙姫は固まっている。
……コイツ、おもしれぇ。
「じゃあ、戻りましょうか、美沙姫さん」
俺はわざとからかうように美沙姫の手をひく。
美沙姫の手は熱かった。
…もしかして、初めてか??
いや、それはないだろうな。
美沙姫……何気可愛いし。
……でも、この反応。
他の女なら普通、もっと…いや、それ以上求めてくる。
もともと愛澤家と仲の良い親に頼まれて引き受けた仕事だけど……
結構、いい暇潰しになるかもな♪