駆け引きナシのラブゲーム
「さーくやー!!」
私は咲夜の機嫌をとるように話し掛ける。
「どーしたの?なんで怒ってんの?お父さんがそんなに…」
私が言いかけた時、
「…それ以上言うなよ」
と言って咲夜は席を立ってしまった。

それにムッときた私は、
「あ〜〜〜っそ!!!!どこにでも行けば!!??バーカ!!」

教室は静まっていて、私の声だけが虚しく響いた。

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