駆け引きナシのラブゲーム
「……そうじゃないわ」

「そーゆう事だろ!!??」
俺は思わず怒鳴りつける。

「…咲夜……ッ」
母さんも、一粒の涙を零した。


「……母さんは…今、幸せか?」

「………えぇ。新しいパパもいるし、なにより咲夜がいれば幸せよ」

「……そか」

ならイイんだ、と言って俺は家を出た。


そして、あてもなく、夜のライトアップされた繁華街を歩き続けた。

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