別れたのに、別れられなくて。
「いらっしゃいませ〜。2名様ですね?
」
「はい。」
「テーブル席までご案内します。」
私達は窓側の席へと案内された。
「メニューが決まりましたらお呼び下さいませ。」
それにしてもすっごくオシャレ。
働いてる人も綺麗な人ばっかだし。
「麻里奈の彼氏は?」
「ほらほら、あそこ!!」
と指された方に目を向けると、
そこにいたのは私の『元カレ』だった。
え、なんで?
麻里奈の彼氏って‥‥‥
間違いであってほしい。
でもあそこに立って注文を伺ってるのは
紛れもなく私の忘れられない人___