別れたのに、別れられなくて。




私は勇気を振り絞って顔を上げた。


「‥‥‥」

沈黙が続く。


沈黙を破ったのは麻里奈だった。


「どうしたの?二人とも。」

私は何も答えられない。


すると朋也が
「元カ」

『元カノ』と言おうとしたので

私は焦って

「高校の時の友達」

と言った。


朋也は信じられないというような顔をしていたけど私は無視。


< 14 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop