Risky Game.。
Stage 0.。



黒板に文字を書くハゲた古文の先生。

それを必死にノートに写す生徒。

窓から見える運動場では、体操着姿の生徒たちが懸命に走っている。




そんな普通の光景を呆然と眺めているのは、俺、古谷聖斗。


どこにでもいる高2だ。



趣味はゲーム。まぁ、ゲームの中でも、モンスター討伐などのゲームが好きだ。


家に帰ったら宿題など放ったらかしでゲームを始める。


両親は共に海外にいて、俺は一人暮らしだから、怒る人は誰もいない。


そんな学校以外ではいつも現実離れしている俺にとって、普通の日常は暇で仕方がないんだ。



聖「何かありえねぇことでも起こんねぇかなぁ…」




雲のない空を見上げ、俺はそう呟いていた。





この言葉が現実になるとは知らずに…


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