和也 ー KAZUYA ・ 2番目に好きな人との結婚 ー


「…んっ!…」


俺の腕を掴む手が 震えながらも 受け入れようとしてくれてるのが わかる…

「澪…」

下手くそなのに…キスだけで こんなに気持ちいいのは初めてだ。


苦しくなるほど 唇を貪り、片頬は包みながら 首筋にキスを滑らす…


ビクっとした後…片頬に置いた俺の手に…涙?


慌てて 離れて見た澪が…泣いてた。


「澪?…なんで? いやだった?」

「ちがっ…ごめんっ…ごめん」


泣き続ける澪を ただ抱き締めて 背中を優しく叩いた…


やり過ぎたんだろうな。たぶん…
制御出来なかった…

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