プリンアラモードを君と。【完】

「ひあっ!」

少し溶けた生クリームが肌に垂らされた。

細く長い指が、僕の硬くなりはじめた部分を扱く。

「……そこ……」
「いや?」
「……そんなわけない」

クリームを塗りひろげて、指の滑りが良くなる。

体中に熱が広がる。
同じ場所だけを舌と指で、時間をかけて愛される。


もう限界が近い。


「……止めて、もう出る……」
「ほんとに止めていいの?」

意地悪な笑顔で見つめられて、僕は反射的に首を横に振った。

「止めないで……」

最後まで、して。



濡れた音が再び響く。
倖太の舌先で追いつめられて、僕は体が震えるのに任せた。

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