プリンアラモードを君と。【完】
グラスにバニラアイスとプリンを乗せ、いちごを飾る。
ホイップクリームをてんこもりにして、なんとかプリンアラモードができた。
「できた」
「はいはい。じゃ食べようか」
「待って、写真撮る」
携帯で写真を撮った。
いただきますと、きちんと手を合わせる。
倖太はいつも礼儀正しい。
「おいしいよ」
「……ありがと」
「生クリームの泡立てられるようになったし」
「それしかやってないからね。でも、倖太においしいって言ってもらえて……少しだけど……嬉しい」
「そう? そりゃ良かった」