Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
「咲陽!
それ、すっぴん!?」


風呂上がりのアタシを見て、目を丸くするナオ。


「だったら、なんだよ?」

つか、マジマジ見んなよ。


「可愛いーな!

急にあどけなくなったな!」


うるせーし…



突然、唇を重ねてくるナオ。


ヤバ…不意打ち…

トロンとなりそうな瞬間、唇が離れた。



「咲陽、すげー可愛い」

そう言って、アタシの髪をクシャっとした。



もう終わりかよ…

もっとシたいのに…





「そーだ咲陽、これ…」


鍵!?


「オレ朝早いから、咲陽はゆっくりして、好きな時に帰れよ。

あ、それ持ってていーから」




合鍵!!



ヤバイ…

どーしよう…




嬉しい!!

初めてだ、合鍵!!


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