Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
ふと…

優しい瞳でアタシを見つめるナオが、
視界に映った。


見てんなよ!


急に恥ずかしくなってきて…

うつむき気味になるアタシ。



「じゃあ、お連れの方も一緒にどうぞ!」

「え、マジ!?」


ナオは嬉しそうに、アタシの隣に並んだ。



「はいっ、もう少し寄り添って〜!」



なんか…

結婚写真みたいだ…



そんなコト考えたら、余計ぎこちなくなってしまった。



「咲陽、堂々としてろよ。

すげぇキレイだから」

ナオがアタシを見て微笑む。



その言葉に心がほどける…



「…バーカ」

そう言って、アタシもナオに微笑んだ。






「どれにする?」

撮影した中から、写真にするのを選ぶナオ。


「どれでもいーよ」

マトモなの、なさそ…


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