Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
相変わらず、深く詮索しないよな。


誤解がおきたら、こじれそうなタイプだな…


まったく、手がかかる…

アタシは、ため息混じりに笑った。




そして、ナオの部屋に行く。


「言いたい事があんなら、言えよ。
つーか…

言ってほしい」


ナオは少し驚いたあと、
アタシを引き寄せて抱きしめた。


「最近、避けてんのって…
さっきのヤツが原因?」



最近!?

さっき、目ぇ逸らしただけだろ?


つか…

「妬いてんのか?ナオ」


「…

…うん」


素直だな。

なんか、可愛い…



つか、すげぇ愛しんだけど。



こんなに好きなのに、ヤキモチ妬く必要
ねーよ。



気持ちって、伝わってないもんだな。


あ…

あたりまえか…



アタシは憎まれ口ばっかで、
大事なコトは伝えられてないもんな…




ごめん…ナオ。


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